保育園では慢性的に保育士不足の現状があります。

どうしても人員が不足しているときに、有料職業紹介事業者から保育士を紹介してもらうケースがあります。

実際のやり取りです。こちらをご覧ください。

 

環境が悪い保育園をやめて、次の職場に行けば、今より良い環境があるはずだ。次こそは良い職場をと探す中、転職サイトを利用し、有料職業紹介事業者が希望にあった保育園を探してくれると信じて、有料職業紹介事業者へ求職者登録をし、保育園を紹介してもらいます。女性が多いこと、産休、育休、配偶者の転勤等状況の変化が多いことも原因で、次の職場を探す際に有料職業紹介を利用することもあります。そもそも有料職業紹介事業者は紹介する保育園のことを細かく知っているわけではありません。

 

希望エリアの保育園リストにTELアポ等で営業をし、さらに、保育士の情報は勤務年数、経験くらいで、いつから勤務できるか。即戦力です。と自信を持って話してきますが、当社でもっとも重要視している保育士としての倫理観や顧客目線、保育で得意なことなど肝心な情報はほとんどない中、面談することになります。面談に同席する有料職業紹介事業者はほぼ居なく、間をつなぐのが仕事になっています。保育士と保育園のミスマッチングは双方のコミュニケーション不足によるギャップや仕事内容の細かい打合せがない中で起きることになります。

実際に有料職業紹介事業者より電話営業でのやりとりをまんがでご紹介します。

 

みなさん、ご存知ですか。

退職等、配置基準の問題でどうしても保育士が足りないときには、有料職業紹介事業を利用し、人数的な解消はできます。しかし、人材紹介会社の手数料は、理論年収(想定年収)の25%35%の間で設定されていることも多く、例えば、手数料が30%とされた場合、月収20万円(年収240万円)の場合、72万円(税別)の手数料がかかることになり、それを保育園側が負担することになります。

実際の契約書がこちらです。

ここでの問題は保育士がそもそも72万円(税別)もの費用がかかっていることを知らないことと、有料職業事業者が保育園の運営費収入を知らないため、どのくらい負担になっているかを理解していないことです。

この費用の出どころは園の運営費から出すわけですが、19人規模の保育園を想定すると園の運営費収入は上限値で約400万円です。この内、社会保険料を含んだ労働分配率は50%を超え家賃、光熱費、消耗品、給食費、借入金の元本返済を入れていくととても単月で支払える額ではありません。仮に6ヶ月に分散してして支払いしても、慣れてきた頃に離職することもあります。こうした一連の悪循環は園の運営費を圧迫するだけでなく、本来保育士の賞与原資であったり、処遇の改善に当てるべきものであり、子どもの最善の利益のために利用されるべきお金だと考えます。保育事業者同士が連携し、保育士が自分で職場選びができるプラットフォームがあり、有料職業紹介事業者が真に我が国の理想の子育て環境を実現するために尽力すればもっと世の中が良くなり、国民ひとりひとりにとって必要なことに予算を回すことができます。

~あなたにとっての意味、使命、社会的意義はどのようなことか~

私達は保育士の職場環境を変えたいと考えていて、そもそも保育園同士が繋がっていて、人員の行き来が可能であればこの問題の大半が解消されます。保育士を無料で紹介できる仕組みさえあれば費用負担なく処遇改善と子どもたちの最善の利益のために費用を回すことができます。

有料紹介で採用した人員の結果とは

 

現在までの当社有料職業紹介利用実績に伴う勤続年数は、5年超1名、3年超1名、2年超1名が現在も勤務しています。残念ながら1年以内退職は6名という状況です。有料職業紹介事業者の利益を究極まで減らすことと、保育園、保育士がより良い保育環境のために全面的に協力するだけで間違いなく理想の未来に近づきます。システムと人件費で運営費とは多少なりともかかるため、1件のご紹介に際して、2~5万円程の協力金を保育施設からいただきます。保育士はこれまでどおり無料でご利用いただけます。早期退職やミスマッチを避けるため、事前のヒアリングシートによるアンケートで、保育園と保育士のすり合わせをできる限りするとこで精査を行います。

■なぜ、この課題の解決に取り組むのか

有料職業紹介事業はお金のためにしか仕事をしていないのでは。と感じてしまう程雑な対応であるケースがほとんどです。実際に面接に同席していただいたのは2回で、共に地元の会社です。リモートでの同席も本来はできるはずですし、私達は保育園と保育士双方のすり合わせを重視します。単に給与条件や福利厚生を合わせれば良いものではなく、企業理念や園の方針、保育士が大事にしていること、何を目指していくのか、仕事内容での得手不得手まで事前にすり合わせし、ギャップを埋めるとともに、常に同じ方向を向いて仕事をしていくサポートをします。

 

ご興味関心のある保育園事業者さま、詳細はお気軽にお電話にてお問い合わせくださいませ。

お電話での問い合わせ(注:受付専門→折り返しとなります)

●ほしぞら保育園・仙台六丁の目(電話)0223528286

お昼寝中の営業電話などが多いため、お電話は「外部の受付窓口」で一旦おあずかりし、折り返しさせていただきます。

運営会社

「心から輝く人をつくる」株式会社 天体

きらり保育園 さぬま(登米市迫町)登米市迫町佐沼字南佐沼一丁目5-10

きらり保育園 かがの(登米市中田町)登米市中田町加賀野三丁目9-5

きらり保育園 多賀城(多賀城市)多賀城市新田字後8-2

ほしぞら保育園 仙台六丁の目(仙台市)仙台市若林区六丁の目西町2−1 シエロ六丁の目2階西側

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